ベタ塗りメイクを卒業するファンデーション術!色選びのコツとは?

あなたは自分に合ったメイクをしていますか?そう質問されて、即座に「Yes」と答えられる人は少ないのではないでしょうか。
毎日のようにするメイク。しかしベースメイクが不十分だったり、ファンデーションの色選びがうまくいっていなかったりで、ベタ塗りメイクになりがちです。

以前はデパートの化粧品売り場で、美容部員さんがメイクの仕方を教えてくれたものです。しかし最近では、化粧品はドラッグストアで買うのが当たり前になっています。そのため買いたいファンデーションの色が自分に合っているのか、客観的に見てくれる人がその場にはいません。

どうすればファンデーションの色選びがうまくいき、ベタ塗りメイクを卒業できるのしょうか?自分に合ったファンデーションの色の選び方や、ベースメイクのコツについてお話ししたいと思います。

肌色の種類はたくさんある


ファンデーションを選ぶときに、まず知っておきたいのが肌色の種類です。ここで言う肌色とは、まさに「人の肌の色」のことです。人種によっても違いはありますが、住んでいる環境やライフスタイルによっても受ける紫外線の量が異なり、肌の色は違います。
ここでは肌色の種類である、イエローベースとブルーベースについてご説明します。

イエローベースの特徴

イエローベースと言われる肌は、紫外線を浴びるとすぐに黒くなってしまうのが特徴です。一度日焼けをするとなかなか色がさめず、紫外線の少ない冬場でも、真っ白というよりはやや黄色掛かった肌の色をしています。またイエローベースの人は、瞳の色が茶色掛かっていたり、白目が黄色掛かっている特徴があります。

ブルーベースの特徴

ブルーベースと言われる肌は、紫外線を浴びると赤くなるのが特徴です。その後もさほど黒くはならず、日焼けが落ち着くのも早いです。紫外線の少ない冬場に真っ白な肌をしている人は、ブルーベースの肌だと言えるでしょう。またブルーベースの人は、白目が青み掛かった白色で、皮膚に近い血管も青く透けて見えることが多いです。

ファンデーションにはどんな色があるの?


肌の色に種類があれば、肌にのせるファンデーションの色にも当然バリエーションがあります。各メーカーや商品によっても多少違いますが、ベースとなる色の種類を知ることで、自分に合った色のファンデーションを探しやすくなります。

ブルーベース向き<ピンク系>

ピンク系のファンデーションは、色白肌に向いています。特にブルーベース肌で色白の人は、肌が青白く見える傾向があります。赤みのあるピンク系のファンデーションを選ぶことで、血色の良い健康的な肌色を演出することができるのです。

中間の肌色向き<オークル系>

オークル系のファンデーションは、中間の肌色に向いています。日焼けをしたブルーベースの人や、あまり日焼けをしていないイエローベースの人は、オークル系のファンデーションを選んでみましょう。

イエローベース向き<ベージュ系>

日焼けをしやすいイエローベースの人は、ベージュ系ファンデーションを選ぶのが無難です。ベージュはオークルとも違いやや黄色みを帯びた色なので、イエローベースとも相性がいいです。日焼けの度合いによって、トーンも変えてみてください。

以下、色が白い順に並べてみます。

【ピンク】 色白の肌に向いている

【ピンクオークル】 やや色白の肌に向いている

【オークル】 中間的な肌色に向いている

【ベージュオークル】 やや日焼けした肌に向いている

【ベージュ】 日焼けが気になりだした肌に向いている

【サンタンベージュ】 日焼け肌対応色です

色選びの注意点


普段からメイクで紫外線対策をしている人は、顔よりも首の方が日焼けで黒くなっている可能性があります。ファンデーションを肌のタイプで選ぶことは重要ですが、色のトーンを決めるときには、顔ばかり白くなり過ぎないように注意する必要があります。

色選びはフェイスラインが決め手

フェイスラインは顔と首の境目であり、両者をつなぐ部分でもあります。ファンデーションの色を選ぶときはまずこのフェイスラインに塗ってみて、自然かどうかを判断しましょう。顔の色だけに合わせてしまうと、首の色より極端に白くなり、不自然なベタ塗りメイクになってしまいます。

迷ったら抑えめのトーンを

色白肌に憧れる方なら経験があるかもしれませんが、ファンデーションのトーンを決めるとき、ついつい明るめを選んでしまいがちです。しかし先ほどもお話しした通り、顔の色が白すぎると「ベタ塗りメイク」まっしぐらです。より自然で上品なベースメイクに仕上げるためには、白く見せたい気持ちを「グッ!」とコラえて、抑えめのトーンをチョイスしましょう。

ベースメイクの役割


ファンデーションを始めとしたベースメイクは、私たちの顔をより良く見せるために重要な役割を果たしています。しかしベースメイクの方法を間違えると、不自然なベタ塗りメイクになってしまいます。せっかくのメイクが台無しにならないよう、ベースメイクのコツを覚えておきましょう。

ファンデーションは立体的に

自分の肌色に合ったファンデーションを選んでも、顔全体にベタ塗りしたのでは意味がありません。当たり前ですが、顔は立体的な形をしています。ファンデーションを塗るときは、顔の凹凸に合わせて濃さを変えましょう。

【普通の濃さで塗る部分】
顔の凸の部分、例えば鼻筋や頬の高い部分は普通の濃さでファンデーションを塗りましょう。鼻筋や頬は毛穴が気になるパーツでもありますので、濃くなり過ぎない程度にカバーすると良いでしょう。

【薄く塗る部分】
皮膚が薄い目の周りや動きの多い口の周辺、おでこなどはファンデーションを薄めに塗りましょう。薄塗りをすることでファンデーションのヨレを防ぎ、自然な状態をキープできます。

パーツごとに濃さを変えることで、自分に合ったファンデーションの色が生きてくるのです。

コンシーラーを塗る時のポイント

歳を重ねると、どうしても気になってくるのがお肌のシミやくすみです。その対処法として頼れるのがコンシーラーですが「自然な仕上がりにするのが難しい」と感じている方も多いようです。
コンシーラーはカバー力が強い分、普通のファンデーションより成分が濃くて、重たいです。そのため皮膚に直接コンシーラーを塗ると、時間の経過とともに重さでずり落ちてしまいます。これが、いわゆる「ヨレ」です。

【コンシーラーのヨレを防ぐ方法】
コンシーラーのヨレを防ぐには、ベースメイクの順番を変えることがおすすめです。コンシーラーを塗ってからファンデーションを置くのではなく、ファンデーションを塗った後にコンシーラーを塗ってみてください。仕上げにフェイスパウダーで押さえれば、薄塗りのコンシーラーでもカバー力はバッチリです。

ファンデーションはお肌に悪いのか?


ベースメイクに欠かせないファンデーションですが、毎日使うとお肌に悪影響はあるのでしょうか?「ファンデーションを塗っているせいで皮膚が呼吸できなくなって、お肌が荒れてしまうのでは?」なんて心配もありますよね。

お肌に悪影響を及ぼすファンデーション

たしかにファンデーションは、一日中塗りっぱなしにすると皮脂と混ざって毛穴を詰まらせるなど、肌トラブルの原因になります。ファンデーションなどのベースメイクに限らず、全てのメイクは「寝る前にしっかり落とす」が大原則です。ファンデーションもオフさえしっかりすればOKで、心配することはありません。

お肌に役立つファンデーション

肌トラブルの原因となるファンデーションですが、正しく使えばお肌にとって強い味方にもなります。ファンデーションを全くしないお肌は、紫外線を直接浴びてしまいリスクが高い状態です。しかしUV効果のあるファンデーションは、お肌を紫外線ダメージから守ってくれます。

ファンデーションがお肌に悪いのではなく、ファンデーションを落とさないことがお肌に悪いのです。

ファンデーション色選びのまとめ

ファンデーションは色選びをしっかりすることで、白浮きや不自然なベタ塗りメイクを防ぐことができます。まずは自分の肌のタイプを知り、どのトーンのファンデーションが馴染むのかをしっかり検討しましょう。
またファンデーションは濃さを調整し、塗り方にメリハリをつけることでベタ塗りメイクを解消できます。口紅やアイメイクも重要ですが、ベースメイクを自然にキメることで、全体の仕上がりをレベルアップしましょう!