マスクでうるおってると思ってない?実は肌を乾燥させているかも

かつては「マスクは花粉対策のときだけ」という方が多かったかもしれません。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、今ではマスクの着用が日常の一部となりました。

最近では「マスク美人」なんて言葉も耳にするようになりましたが、その一方で、マスクをしているからとメイクを手抜きする方もいるのではないでしょうか。
さらに、長時間のマスク着用によって「肌トラブルが増えた」と感じている方も少なくないようです。

今回は、そんなマスクによる肌荒れに悩んでいる方に向けて、
マスクで肌が荒れてしまう原因や、肌トラブルが起きた際の対処法、そして肌荒れを防ぐためのケア方法を詳しくご紹介します。

マスクによる肌荒れ、3つの原因とは?

マスクによる肌荒れの原因には、主に次のようなものがあります。

◆ 摩擦による刺激

長時間の着用で、マスクが肌と擦れ合うことで小さな傷ができやすくなります。
食事やメイク直しでマスクを付け外しする際にも摩擦が生じ、それが肌へのダメージにつながるのです。
傷ついた部分から雑菌が入り込み、炎症やニキビなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。

◆ マスクの素材による影響

最近ではコットンやシルクなど、肌にやさしい素材のマスクも多く見られますが、ウイルス対策には不織布マスクが推奨されています。
ただし、不織布マスクは化学繊維で作られているため、ガーゼマスクのような天然素材と比べてかぶれやアレルギーを引き起こしやすいというデメリットもあります。

◆ 花粉やホコリなどの付着物

マスクの外側には、花粉やホコリなどの微粒子が付着しています。
通常、肌には異物の侵入を防ぐバリア機能がありますが、摩擦などでバリアが弱まると、これらの異物が皮膚からも侵入しやすくなり、アレルギー反応や炎症の原因になることも。


このように、マスクによる肌荒れには複数の要因が関係しています。素材選びや着用時間、扱い方に気をつけることで、肌トラブルを防ぐ手助けになります。

乾燥が最も深刻な肌荒れの原因

ここまで見てきたように、マスクによる肌荒れにはさまざまな原因がありますが、中でも特に注意すべきなのが「乾燥」です。

マスクを着けていると、自分の吐く息に含まれる水蒸気でマスクの内側がしっとりしているため、「肌がうるおっている気がする」と感じている方も多いかもしれません。

しかし、それは実は大きな勘違いなのです。

マスクを外した瞬間、マスク内の水分が一気に蒸発します。
そのとき、肌の水分まで一緒に奪われてしまうため、かえって肌は乾燥しやすい状態に。
この急激な乾燥こそが、肌荒れやバリア機能の低下を引き起こす大きな要因となるのです。

ざらざら・ゴワゴワ肌も乾燥が原因

私たちの肌の一番外側には「角層(かくそう)」と呼ばれる層があります。
この角層は、レンガのように並んだ角層細胞と、それらのすき間を埋める「細胞間脂質」によって構成されており、
乾燥・紫外線・細菌など外部の刺激から肌を守る“バリア機能”の役割を果たしています。

ところが、乾燥によって細胞間脂質や水分が減ってしまうと、角層細胞がはがれやすくなり、
その結果、肌がザラついたり、キメが乱れたりする原因になってしまいます。

さらに、バリア機能が弱まることで、肌の防御力も低下。
細菌やウイルスなどの異物が侵入しやすくなり、炎症や湿疹といったトラブルを引き起こしやすい状態になるのです。

マスクによる乾燥を放置する危険性

では、マスクによる乾燥をそのままにしておくと、肌にはどのような影響があるのでしょうか?

うるおいが保たれている肌は、バリア機能がしっかりと働いており、外部刺激に強く、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)も正常に行われています。
しかし、乾燥が進むとこのターンオーバーのサイクルが乱れ、未成熟な角層細胞が次々と作られるようになります。

未熟な角層細胞は、本来の保湿機能やバリア機能が不十分なため、肌の乾燥はさらに進行し、悪循環に陥ってしまいます

その結果、

  • 肌がカサカサする
  • ひび割れや粉吹きのような状態になる
  • 表面がウロコ状にめくれた「鱗屑(りんせつ)」が現れる

といった、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となるのです。

乾燥が引き起こす肌トラブルの連鎖とは?

マスクによる乾燥の影響は、単なるカサつきだけにとどまりません。

「乾燥肌はニキビができにくい」と思われがちですが、実はその逆。
肌が乾燥すると皮膚の表面が固くなり、毛穴が詰まりやすくなるため、皮脂がうまく排出されずニキビができやすくなるのです。

さらに、乾燥状態の肌は水分と皮脂のバランスが崩れ、肌を守ろうとして角質が厚く・硬くなってしまいます。
その結果、シワやたるみが目立ちやすくなり、老けた印象につながることも。

また、肌の内側の水分が不足するとハリが失われ、毛穴の開きや目立ちが気になるようになることもあります。

このように、乾燥を放置することはさまざまな肌トラブルを引き起こす原因となり、肌のコンディションを根本から崩してしまうのです。

マスクによる乾燥・肌荒れに負けない!毎日のスキンケアでできる対策

マスクによる肌トラブルを防ぐには、特別なケアが必要だと思われがちですが、実はいつものスキンケアを少しだけ見直すだけで効果的な対策になります
手軽に取り入れられる方法ばかりなので、ぜひ毎日のケアにプラスしてみてくださいね。


1. クレンジング&洗顔の見直しを

乾燥が気になる時期は、クレンジングオイルや洗浄力の強い洗顔料は避けましょう。
これらは、肌に必要な水分やセラミドまで奪ってしまうことがあり、バリア機能の低下につながります。
また、洗顔のしすぎで角質がはがれると、肌はちょっとした刺激にも敏感になり、トラブルの原因に。

おすすめはジェルタイプのクレンジング
肌への摩擦が少なく、うるおいを守りながらメイクや汚れをやさしく落とせます。
忙しい方にはダブル洗顔不要タイプも◎です。


2. 保湿ケアは「水分+油分」のバランスがカギ

「保湿=化粧水だけで十分」と思っていませんか?
実は化粧水の約90%は水分。単体ではすぐに蒸発してしまうため、水分と油分をセットで補うことが重要です。

特にマスクによる乾燥が気になるときは、

  • 化粧水はいつもよりやや多めに
  • 乳液やクリームなどの油分は適量をしっかりと

このバランスを意識して、肌のうるおいをキープしましょう。


3. 化粧品の成分選びで差がつく

乾燥を防ぐには、スキンケアアイテムに保湿力の高い成分が含まれているかどうかも大切なポイントです。

以下のような保湿成分が含まれているものを選ぶのがおすすめです。

  • プラセンタ
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • セラミド

これらの成分を含むアイテムを取り入れることで、乾燥に負けないしっとりとした肌を育てることができます。


小さな工夫が、マスクによる肌トラブルを防ぐ大きな一歩に。
今こそ、「守り」のスキンケアを始めましょう。

朝のスキンケアでマスクに負けない強い肌

日中にマスクによる肌荒れを防ぐためには、朝のスキンケアがとても重要です。

化粧水や美容液、乳液は、それぞれを肌にしっかりと浸透させることがポイント。
手や顔に水分が残らないくらいまで丁寧に馴染ませてから、次のアイテムを使いましょう。

基礎化粧品は、水分量の多い順に使用し、最後に最も油分を含むアイテムで肌にフタをするイメージです。
こうすることで、肌がしっかりと保湿された状態を保つことができます。

また、乳液やクリーム、美容液を複数使う場合は、油分が少ないものから順に重ねて使うと効果的です。

乳液とクリームは乾燥肌の心強い味方

メイクの崩れが気になるからといって、乳液やクリームを使わないのは避けるべきです。

乳液やクリームを使わないと、肌に必要な水分がしっかりと留まらず、すぐに乾燥してバリア機能が低下してしまいます。
その状態でメイクをすると、ファンデーションが崩れやすくなるだけでなく、肌荒れの原因にもつながってしまいます。

マスクによる乾燥を防ぐために

肌の乾燥は、マスクを外した瞬間から始まります。
マスクを着ける前と外した後には、水分と油分の両方でしっかり保湿することが大切です。

化粧水は水分を多く含むものを、クリームは油分が豊富なものを選び、
さらに保湿成分が配合されているアイテムを使うことで、乾燥から肌をしっかり守りましょう。

肌のためにできること、今すぐ始めよう

いかがでしたか?
マスクによって引き起こされる肌の乾燥について、ご理解いただけたでしょうか。

マスクによる乾燥や肌荒れを防ぐためには、まずは普段のスキンケアを見直してみることが大切です。
Withコロナの時代はまだまだ続きそうなマスク生活。
上手に肌のケアを行い、マスクによる肌トラブルとは無縁の健やかな毎日を送りましょう!

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