紫外線の種類ともたらす影響

紫外線とは?

紫外線とは、太陽から地表へ降り注ぐ光線のひとつです。
太陽光線は主に、紫外線を含め以下の3つに分類されます。

  • 赤外線(5割)… 害はなく、目に見えない。熱を運ぶため、気温を上げる効果がある。
  • 可視光線(4割)… 明るさを出す、目に見える光。裸眼で直視すると視力低下や失明を招く。
  • 紫外線(1割)… 害があり、目に見えない。

 

このうち、紫外線の波長は一番短く、更にその波長により3つに分類されます。

  • A領域(UVA)… オゾン層や雲などの大気に妨げられることなく、地表に届く。地表に届く紫外線の9割を占める。
  • B領域(UVB)… オゾン層に吸収されるが、一部地表に届く。地表に届く紫外線の1割を占める。
  • C領域(UVC)… オゾン層にほぼ吸収され、地表には届かない。

紫外線のUVAとUVBは、人体にとっては有害であり、
肌に悪影響を及ぼして様々な健康被害や肌トラブルを引き起こします。

紫外線がもたらす肌への影響

紫外線が人体にどのような影響をもたらすのか、
地表に届くUVA及びUVBについてそれぞれ分けて説明します。

UVAがもたらす肌への影響

肌に急激な強いダメージを与えることはないが、波長が長いため肌の真皮層にまで到達します。
真皮層へのダメージは紫外線を長期間浴びることで蓄積され、加齢と共に肌の表面にダメージが現れるのが特長です。

真皮層にまで到達したUVAは肌の奥に蓄積してコラーゲンなどの組織を破壊し、ハリや弾力を失わせて光老化(シワ・たるみ)状態にさせます。

また、表皮で発生しているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くする作用もあります。

UVBがもたらす肌への影響

肌に急激な強いダメージを与え、長時間浴びると肌を真っ赤にさせたり、更に水ぶくれができることがあります。

UVAより波長が短いため、肌の表皮に到達します。
UVBは表皮でメラニン色素の生成を促し、炎症やシミ・ソバカスを引き起こします。

また、UVAと比べて1000倍もの威力があるため、肌細胞の遺伝子を傷つけることがあります。
その結果、肌細胞が突然変異を起こして皮膚ガンを誘発する可能性があります。

人体に到達する紫外線量について

地表や私たちの肌に届く紫外線量は、時期や時間帯、環境によって異なります。

  • 紫外線は一年の中で6月〜8月の間が強くなる。
  • 日中の紫外線は、10時〜14時頃の間が強い。
  • 紫外線は雲で遮断されるため、快晴よりも曇りや雨の日に浴びる量は少なくなる。
  • 赤道に近い地域の方が紫外線が強い。
  • 平地よりも高地の方が、太陽の位置や遮る雲の量などの影響で強い。

また、UVAはUVBと比べると、
一年を通して浴びる強さに変わりがなく、雲などの妨げの影響もあまり受けません。
そのため、UVAは季節や天候に関係なく常に浴びているものとなります。

紫外線には、太陽から地表や人体への届き方に3つの光があります。

  • 直射光 … 太陽から直接届く光
  • 散乱光 … 空気中に散乱して届く光
  • 反射光 … 地表などに反射して届く光

上記のように、紫外線は太陽から直接的に届く光以外にもあるため、
室内や海などの水中にしても影響を受けます。