生理リズムで知る、肌の3つの状態と最適ケア

実は女性の肌状態に大きな影響を与えているのが「生理周期」です。
ホルモンの変化によって肌のコンディションは大きく揺れ動きますが、意外と正しい知識を持っていない人も多いもの。
それぞれの周期に合ったスキンケアを取り入れて、疲れ知らずのぷるぷる肌を目指しましょう。

生理周期とスキンケアの関係

女性の生理周期には、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが大きく関わっています。
これらの分泌バランスの変化によって、肌や体調も大きく揺れ動きます。

エストロゲン(卵胞ホルモン) は、女性らしい体を作るうえで欠かせないホルモン。
思春期から分泌が始まり、30代半ばごろまで活発ですが、40代以降は徐々に減少していきます。
コラーゲン生成や自律神経の安定にも関与するため、分泌が多い「卵胞期」には肌の調子が安定しやすいのが特徴です。

一方、プロゲステロン(黄体ホルモン) は、子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に整える働きがあります。
排卵期から分泌が増え、約1週間ほど続いた後に減少し、生理が始まります。
皮脂分泌を促す作用があるため、「黄体期」にはテカリやニキビ、ターンオーバーの乱れによる肌トラブルが増えやすく、「生理前にニキビができやすい」のはこのためです。
特に口まわりやフェイスラインは影響を受けやすい部位です。

体温の変化でわかる卵胞期と黄体期

ただし、ホルモン分泌は目に見えないため「今がどの時期なのか」を判断するのは難しいもの。
そんな時に役立つのが基礎体温の記録です。

基礎体温は、ホルモンの変化に応じて低温期と高温期の二層に分かれます。

  • 生理中や卵胞期(エストロゲン優位):体温は低め
  • 排卵期直前:一時的に体温がさらに下がる
  • 黄体期(プロゲステロン優位):体温が上がり高温期に

大まかには「低温期=卵胞期」「高温期=黄体期」と考えてよいでしょう。
基礎体温をつけることで、排卵や次回の生理予定日も把握しやすくなります。

基礎体温の測り方

  • 朝起きてすぐ、体を動かさずに舌下で測る
  • 測定方法には「予測式(約1分)」と「実測式(約5分)」があり、正確さを求めるなら実測式がおすすめ
  • 体温の変動は0.3〜0.5℃ほどと小さいため、小数点第2位まで測れる基礎体温計を使うのがベスト

測った数値をグラフ化すれば一目で周期が分かり、最近ではスマホアプリで簡単に記録できるので活用すると便利です。

生理周期ごとのスキンケアのポイント

女性の肌は、ホルモンのバランスにより 黄体期・卵胞期・生理期 の3つの期間に分けられます。
それぞれの期間で肌の状態や注意点が異なるため、スキンケアの内容も変えるのが理想です。

黄体期のスキンケア

黄体期は プロゲステロン の分泌が活発になる時期です。
プロゲステロンは皮脂の分泌を促すため、次のような肌トラブルが起こりやすくなります。

  • 顔のテカリ
  • 肌のゴワつき(ターンオーバーが乱れやすい)
  • ニキビの発生や悪化
  • むくみ

この期間は肌が敏感になりやすいため、刺激の強いスキンケアは避け、やさしい保湿ケアを心がけましょう。

  • オススメ:水溶性の美容液や美容ジェルで丁寧に保湿
  • 避ける:オイル系クリームや乳液、新しいスキンケアアイテム

特に新しい美容液や化粧品を試すのは避けた方が無難です。
肌トラブルが起きた場合、ホルモンの影響かスキンケアの影響かが判断しにくくなるためです。

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卵胞期のスキンケア

卵胞期は エストロゲン の分泌が活発になる時期で、肌のコラーゲン生成が促進されます。
肌細胞も健康に生まれ変わりやすく、トラブルが起こりにくいのが特徴です。

  • 新しいスキンケア用品を試すならこの時期がベスト
  • スクラブやピーリング、シェービングなどの刺激ケアも卵胞期に行うのが◎
  • 月に2回程度を目安にすると、つるつるでもちもちの肌を保ちやすい

生理期のスキンケア

生理期間中は、生理痛や経血による不快感で体調がすぐれないこともあり、肌も敏感になりやすい時期です。

  • 刺激の強いスキンケアやシェービングは避ける
  • 黄体期にできたニキビが治りにくくなることもある

ケアのポイント

  • 丁寧な保湿で肌の水分を保つ
  • タンパク質、ビタミン、鉄分をしっかり摂取して肌のターンオーバーを促す

ターンオーバーを整えることで、ニキビや肌トラブルの改善が早まります。

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  1. 黄体期:肌が敏感 → 刺激を避けて保湿中心

  2. 卵胞期:肌が安定 → 新しいケアやスクラブもOK

  3. 生理期:肌がデリケート → 刺激を避け、体内からのケアも大切

まとめ

女性の肌は、生理周期に合わせたホルモン分泌の影響を受け、黄体期・卵胞期・生理期の3つの期間に分けられます。
基礎体温を測ることで、それぞれの期間を把握しやすくなります。

  • 低温期:エストロゲン分泌が活発な卵胞期にあたり、肌の調子が良い時期
  • 高温期:プロゲステロン分泌が活発な黄体期にあたり、皮脂が出やすく肌トラブルが起こりやすい時期
  • 生理期:肌が敏感になりやすいため、刺激の強いスキンケアは控える

「肌の調子がなんとなく良い/悪い」と感じるのは、実はホルモン分泌のバランスによるサインかもしれません。

自分の肌のリズムを把握し、それぞれの時期に合ったスキンケアを行うことで、より健やかな肌を保つことができます。

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