肌を清潔に保つ方法とは?正しい洗顔の回数と最強パックを知りたい!

お肌が健やかに保たれることは、私たちの健康を守ることでもあります。健康なお肌とは皮脂の状態や水分量などが乱れていない状態で、理想は生まれたての赤ちゃん肌のような状態です。
しかし、お化粧や日焼け対策を毎日している大人にとって、赤ちゃん肌を保つのは簡単ではありません。

お肌を清潔に保とうと洗顔をし過ぎると、お肌のバリア機能が低下してしまいます。かと言って洗顔が不十分だと、古い角質が取り切れず化粧品と混ざって、モロモロが出てきてしまいます。
お肌の健康と清潔、両方を保つためにはどのようなケアが有効なのでしょうか?
健やかなお肌に重要な皮脂と水分のバランス。これらがしっかりと保てるお手入れ方法を考えてみましょう!

健康な肌とは?


一般的に、健康で美しい肌を「キメの整った肌」と表現します。「キメ」とは皮膚表面に存在する皮溝(ひこう)という溝や、皮溝で区切られた皮丘(ひきゅう)の盛り上がり具合の状態で判断され、加齢や性別によっても変化します。また、角層水分量が増えるとキメが整いやすくなり、透明感のある美しいお肌になります。

お肌のモロモロの原因は皮脂と化粧品成分

最近では男性でも美肌を意識する人が増え、日焼け止めやUVケア化粧品を使用する方が多くなっています。しかしクレンジングが行き届いていないと、ピーリングをしているわけでもないのにお肌に消しゴムのカスのような“モロモロ”が出てくることがあります。
モロモロが出てしまう原因は化粧品の成分だと言われていて、シリコン系成分が入った化粧品を使うと起こりやすい傾向があります。モロモロはこれらの化粧品成分と、お肌の皮脂が混ざることが原因で出てしまいます。
モロモロが気になる場合は、化粧品の成分に注意をして選ぶことをおすすめします。

お肌の健康を左右する保湿の状態

お肌を健やかに保つ一番のポイントは、何と言っても“保湿”です!保湿が不十分のお肌はキメが乱れ、見た目も手触りもゴワゴワになってしまいます。ゴワゴワに荒れたお肌は表面に炎症などのトラブルも起こりやすく、悪化すると清潔に保つことすら難しくなるのです。

お肌はどうして健康じゃなくなるのか?


お肌を清潔に保つためには、酸化した皮脂やメイク汚れを洗顔で洗い流すのが基本です。しかし洗顔やクレンジングが過剰になると、必要な皮脂まで落としてしまったり、潤いを保つセラミドや天然保湿因子を失ったりして、お肌のバリア機能を低下させてしまいます。

お肌の健康を保つためには“清潔”と“洗いすぎ”の境目を見極める必要が出てきます。

洗顔は一日何回するのが正解か?

お肌を清潔に保つために、洗顔とクレンジングは欠かせません。ただし、それらは回数や頻度が重要で、それぞれのお肌の状態によって目安が変わってきます。

■乾燥肌の場合
乾燥肌の場合、洗顔の回数が多いと症状が悪化してしまいます。洗顔回数は一日1~2回を目安に行ってください。夏場や激しい運動なとでたくさん汗をかいたときは、回数を増やしてももちろんOKです!ただし洗顔料で潤いが落ちることも考えられますので、お肌の状態に合わせてぬるま湯ですすぐだけの方法もおすすめです。

■脂性肌の場合
脂性肌の場合は、一日2~3回程度の洗顔を目安にしてください。テカリやニキビが気になる脂性肌の方は、ついつい洗顔回数を増やしてしまう傾向があります。しかし、過剰な洗顔で必要な油分まで落としてしまうと、かえって皮脂の過剰分泌を招いてしまうので要注意です!

何度も洗顔することは、脂性肌にとっては逆効果です。思い切って、洗う回数を減らしてみましょう。

正しい洗顔を心掛けよう!

お肌を清潔に保つためには、正しい洗顔を心掛けることも重要です。「しっかり洗顔しているのにお肌ゴワゴワだよ!」と感じる方は、洗顔方法を見直してみてください。
正しい洗顔方法とは、必要な潤いを落とさず汚れを取り除く方法です。たっぷりの泡と充分なすすぎがポイントですので、以下の手順で実践しましょう!

①水またはぬるま湯(35度くらい)で顔をすすぎ、軽く汚れを落とします。
②洗顔料をしっかり泡立て、たっぷりの泡を顔にのせます。(泡立てネットを使うと便利です!)
③顔をゴシゴシ擦るのはNG!たっぷりの泡で皮脂や汚れを浮き上がらせるイメージで、1分ほど待ちます。
④水かぬるま湯でしっかりすすぎます。生え際やアゴはすすぎ残しが多い箇所なので、注意しましょう。
⑤毛穴が開いた状態だと、皮脂や汚れが溜まりやすくなります。しっかりすすいだ後は、冷水で毛穴を引き締めるのがおすすめです。
⑥最後に、清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取りましょう。

洗顔後は水分が乾ききらないうちに、化粧水などでしっかりと保湿しましょう。

クレンジング剤と洗顔料の選び方

健康なお肌を保つポイントとして抑えておきたいのが、お肌にちょうどいい洗顔料やクレンジング剤の選び方です。人によって「成分が合うか合わないかの差」はありますが、選ぶときの参考してください。

洗顔料を選ぶポイント

洗顔料やクレンジング剤を選ぶときに、ペーハー値(pH)を気にしたことはありませんか?市場には、お肌に優しい条件として“弱酸性”を謳った商品がたくさんあります。
健康なお肌はペーハー値が4.5~6.5の弱酸性で、雑菌の繁殖を抑える効果があります。そのためお肌に優しい洗顔料として弱酸性の商品が好まれていますが、実は弱アルカリ性の洗顔料で洗っても、10分程で弱酸性に戻ります。また弱酸性の洗顔料は汚れが落ちにくいというデメリットもあるため、お肌が特に弱い場合を除いては、弱アルカリ性の洗顔料を選んでも問題はありません。

酸性かアルカリ性かを気にするよりも、お肌に合わない成分が入っていないことが大切です。実際に使ってみて「お肌に異常がないか?」など、使用感で選ぶようにしてください。

クレンジング剤を選ぶポイント

“ニキビ肌の場合はオイルタイプのクレンジング剤を避けるべし!”というのが定説ですが、その理を理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
オイルタイプのクレンジング剤は、洗い流すときに乳化しにくいという特性があります。そのためすすぎが不十分となりオイル分が毛穴に残りやすく、ニキビを悪化させる原因となるのです。
クレンジング剤にはオイルタイプの他にも、クリームタイプやミルクタイプ、拭き取りタイプなどがあります。どのクレンジング剤を使用する場合でも、次の要素が重要です。

  • 充分な量を使うこと
  • 擦らず化粧成分を落とすこと

但し、クレンジング後にダブル洗顔をする場合、洗顔によってダメージを与えるケースもあります。

洗顔とクレンジングは、どちらもお肌へのダメージを最小限に抑える方法で実践しましょう!

ゴワゴワお肌を解消する最強パックを知りたい!


古い角質の代謝が滞ると、モロモロだけではなくゴワゴワお肌になってしまいます。かと言ってクレンジングや洗顔ばかりに頼ると、バリア機能まで失ってしまします。そこで活用したいのが“パック”です。パックとは「包む」という意味を持ちますが、お肌を包み込んで潤いを逃さない上に、お肌の清浄作用も持ち合わせている優れものです。

常に水分補充が理想

ゴワゴワのお肌を柔らかくするためには、何と言っても保湿が重要です。そしてパックには、以下の効用があります。

  • 皮脂や汚れを吸着し、お肌を清浄する
  • 角層に水分を留めて保湿し、皮膚を柔らかくする
  • 血行を良くし、皮膚を健康にする

この効用の中で保湿効果が期待できるのは、主に洗い流すタイプのパックです。洗い流すタイプのパックにはマッサージ効果もあり、血行促進効果も期待できます。

お肌のゴワゴワが気になるときは、洗い流すタイプのパックをスキンケアに取り入れてみてください!

寝ているときがいちばん無防備

お肌の乾燥に対して一番無防備になるのが、睡眠中です。夏は冷房、冬は暖房によって室内は乾燥しがちです。しかし睡眠中は対処ができません。そこで重要なのが、寝る前のスキンケアです。
洗顔やパックでお肌を清潔にした後は化粧水などで充分に保湿し、乳液などの油分で必ず蓋をしてください。今日ご紹介したお手入れを方法を実践しても、睡眠中に乾燥しては台無しです!

正しい方法でお肌を清潔にした後は、正しいスキンケアで保湿することを忘れないでください!