スキンケアの基本となる、正しい洗顔方法をご説明します。

スキンケアで、最も重要な「洗顔」

スキンケアの中でも、最も重要なことが「洗顔」です。

スキンケアの基本となる【洗顔】は、汗・皮脂・ホコリ・汚れ などを落とすために行いますが、間違った洗顔方法は角質層にダメージを与え、乾燥肌や敏感肌、オイリー肌などお肌のトラブルを招く場合があります。

大人の女性にとって「洗顔」とは、

  1. メイクの汚れを取る「洗顔」(クレンジング剤を使用)と、
  2. 皮脂や肌の汚れを取る「洗顔」(石鹸を使用)

の2つの意味があり、この2つの「洗顔」をするW(ダブル)洗顔が基本となります。

メイクの汚れと皮脂の汚れはまったく別のものですから、それぞれ専用の洗顔料で洗わなくては、せっかく洗顔をしても汚れは落ちません。

メイクをしたときは、必ずW洗顔をすることを忘れないでください。

洗顔時は絶対に肌をこすらない。

クレンジング剤にしても、洗顔料にしても、お肌をゴシゴシとこすったり力を入れて顔の皮膚を動かすのは絶対にやめてください。

お肌に必要な皮脂や天然保湿成分(NMF)など、お肌の大切なバリア物質まで洗い過ぎてしまうと、お肌のバリア機能が低下して外的刺激に弱い状態になってしまい、紫外線や乾燥、アレルギー物質の影響を受けやすくなってしまいます。

そして低下したバリア機能は化粧水やローションなどの保湿剤ではカバーできません。
通常、低下したバリア機能が回復するまでには数日かかると言われています。

自分の大事なものを扱うように、気を使い過ぎるくらいにやさしく洗うことがポイントです。

では、正しい洗顔方法をご紹介します。


メイクを落とす

①手の汚れを落とす。

 まずは石けんで手の汚れを落とし、清潔なタオルでふきます。

②さくらんぼ大くらいの量のクレンジング剤を顔にのばす。

 片手にさくらんぼ大のクレンジング剤を取り、もう一方の手で顔の中心から右に、

【額】→【まぶた】→【頬】→【鼻筋】→【鼻の脇】→【小鼻】→【鼻の下】→【唇の下】→【フェイスライン】→【唇】

の順に塗りの残しのないよう、やさしく塗ります。特に目の周囲は丁寧に扱ってください。塗り終わったら、左側も同様に塗ります。

むらになった部分、塗り残した部分のないよう、お肌全体にやさしくクレンジング剤をなじませてください。

この時、絶対に、ぐりぐりと皮膚を動かしたり、上下に手を動かさないでください。
また、強くこすると毛穴に汚れが入ってしまいます。注意してください。

③ぬるま湯を顔にぶつけるようにして洗い流す。

 30秒から1分ほどそのままで、毛穴から汚れが浮き上がってくるのを待ってから、やさしく洗い流します。

洗い流す際の水の温度は35~36度のぬるま湯で。熱いお湯や冷水は避けてください。
冷水はお肌が引き締まると思いがちですが、水の冷たさでそうなるのであって、自分の力で皮膚が引き締まるわけではないので、またすぐに開いてしまいます。

ぬるま湯は、常に顔の新しい部分にぶつけるようにしてください。
このとき、顔の向きは一定にせず、洗いたい部分が正面に来るようにしましょう。

右耳の手前のあたりを流すのであれば、右耳が正面に来るように顔を左向きにして洗います。
そうすれば、洗うべき所にいつも新しいきれいな水がかかり、完璧に洗い流すことができます。

シャワーで洗い流す場合は、体に合った温度では熱すぎて、お肌が乾燥する原因となりますので35~36度のぬるま湯にして、遠くからかけるようにしてください。


泡洗顔で皮脂やお肌の汚れを落とす

男性やメイクをしていない方はここから初めてください。
洗顔時にゴシゴシこすってしまうと、角質層にダメージを与えてしまうということは先ほどご説明させていただきましたが、しっかりとした弾力のある泡で洗顔する【泡洗顔】なら、摩擦もなく角質層にダメージを与えない洗顔をすることができます。

また、しっかりとキメの細かい泡なら毛穴の奥まで汚れを落としてくれるでしょう。
つまり、泡洗顔は肌に負担をかけることなく、古い皮脂や汚れなどを取り除くことができるのです。

①やわらかな、たっぷりの泡を用意する。

泡立てネットを使って、テニスボール2個分くらいのやわらかく、弾力のあるたっぷりの量の泡を作ります。

泡立てネットを使う場合、たっぷりとぬるま湯を含ませるのがポイント。
大き目の泡がいくつか見えるぐらいのやわらかさが目安です。

泡立てネットは大きめのサイズを選びましょう。

②泡で顔をやさしく洗う。

額、頬、鼻、あごと、泡を顔において、やさしく洗います。
この時、手はお肌にふれないようにして、泡の弾力を利用しながら手と顔の間で泡を転がすように、泡が顔の表面を動いているように洗います。
向きはやさしく外に向かってらせんを描くようにしてください。

石けんで洗う時間は1分以内にしましょう。
時間をかけ過ぎると、お肌に必要な皮脂まで奪ってしまいます。

③ぬるま湯を顔にぶつけるようにして洗い流す。

メイクを落とす時と同様の方法で洗い流します。
35~36度のぬるま湯で、念入りに行ってください。

泡で洗う時とは逆に、時間をたっぷりかけて丁寧に泡を洗い流します。
ただし、念入りに洗うつもりで、ゴシゴシと上下にこするのは絶対にやめましょう。

手はお肌にふれず、ぬるま湯だけがお肌に当たるような感覚で洗い流します。

④タオルで押さえるように水分をふく。

毛足の長いタオルで、生まれたての赤ちゃんを包み込むようにして行います。

顔をタオルで包み込んで水分をふき取ります。決してゴシゴシとふかないこと。
お肌をタオルで押さえるようにしてください。


洗顔後のお手入れは化粧水で

洗顔後は化粧水でお肌を乾燥から守ります。

お肌に重要なことは、「洗顔」「保湿」「肌の活性化」です。洗顔後は保湿をしっかりと行います。

洗顔直後のお肌は、非常に外部からのものを吸収しやすい状況にあります。

特にニキビで悩むオイリーなお肌は、時間が経(た)てば経つほど自らの皮脂のせいで、化粧水が染み込まなくなってしまいます。
ですから、洗顔したらすぐに化粧水をつけましょう。

ニキビ肌には乳液をつけない

ところで化粧水の後、乳液をつける人がいますが、ニキビで悩む人には乳液は必要ありません。

もともとニキビ肌の人は、お肌の潤いを守る皮脂の分泌が多すぎて、毛穴が詰まったために老廃物による炎症が起こるもの。
皮脂が十分乳液代わりとなり、自身のお肌を守ってくれています。

また、逆にニキビができているけれど、乾燥するからということを理由に乳液をつければ、ただでさえ脂が多いお肌に脂をたすのですからお肌がべたべたして当たり前。

ニキビができるのに乾燥するのは、油分ではなく水分を保持する力が足りないからです。

ニキビ肌に乳液は必要ありません。

その代わり、高品質の化粧水をお肌にたっぷり染(し)み込ませて、まずはその水分を肌の中に蓄(たくわ)える力を作れるようにしてあげてください。