原因を知れば改善できる!荒れた唇をふっくらプルプルにする方法

ふっくらプルプルの唇は可愛い女性の象徴です。赤ちゃんのお肌のようなもっちりプルプルな唇って、憧れますよね!
「でも、私の唇は荒れやすい。」
そんなお悩みを持つ方のために、今日は唇が荒れる原因と改善方法をご紹介します。一緒にふっくらプルプルな唇を目指しましょう!

空気が乾燥する冬。お肌の乾燥と共に気になるのが唇の乾燥です。皮膚の中でも特に唇の皮は薄いため、湿度の変化にも敏感に反応します。唇が急に乾燥して、笑うと口角が痛い!という経験、皆さんにもありませんか?

手や足、顔など他の皮膚に比べても特に薄くて弱い唇ですが、それでもやっぱり皮膚の仲間です。他の皮膚と同じように、その断面を見ると真皮があり、表皮があり、外側は角質でできています。
ただし唇の構造の特徴として、皮脂腺や汗腺の少なさが挙げられます。この特徴は皮膚のバリア機能が低いことを意味し、唇が荒れやすい皮膚である理由の一つです。

また、口というパーツは、会話や食事、意思表示など、体の中でも動かす機会の多い場所です。その為、乾燥すると皮膚が引っ張られますし、ヒビ割れするとさらに傷口が開きます。つまり、一度荒れてしまうと回復しにくく、悪循環に陥ってしまいがちなパーツでもあるのです。

唇が荒れていると顔の印象も悪くなる!?

人間にとって顔は、人と接する時に一番目立つ場所です。誰かと顔を合わせた時に相手の表情が曇っていると「私のことが嫌いなのかな?」と悲しい気持ちになります。また、体調が悪そうなことを「顔色が悪い」と表現したりします。

それらは顔全体の印象からくることもありますが、唇の色や荒れ方で顔全体のイメージが崩れているケースも考えられます。

唇の色でイメージが悪くなる

例えば、寒くて唇が真っ青になっている人がいるとします。本人は元気いっぱいに過ごしていても、周りの人からは「具合が悪いのかな?」と心配されてしまうでしょう。

唇が乾燥していてイメージが悪くなる

唇が真っ赤になり、乾燥して皮がめくれてしまっている人を見るとどうでしょう?「熱があるのかな?」とか「痛そうで見ていられない」といった印象を受けてしまいます。

唇だって日焼けする!唇にもシミやくすみがある!?

美白や美肌を意識する女性も多いと思いますが、唇も日焼けすることをご存知でしょうか?

多くの女性が、お出かけ前にお化粧をすると思います。化粧品の中には紫外線対策成分が入っているものも多く、お化粧をすること自体が紫外線対策に繋がります。それでも、化粧下地に日焼け止めを使用したり、化粧を落とした後にもUVカット効果のある化粧水を使用したりします。

お肌に対して手厚いケアが浸透している一方、唇に対しての紫外線対策はどうでしょうか?

おそらく大抵の方は、唇に対してお肌と同等のケアは出来ていないと思われます。唇に対して日焼け止めを塗る人は、まずいないと思いますし、口紅を選ぶ特は「UVケア」よりも色やブランドに意識が向きがちです。
しかし、リップクリームの中にはUVカット成分が入った商品もあります。口紅の下地に使うと、唇の紫外線対策に効果的です。

冒頭でもお話しした通り、唇は皮膚の中でもバリア機能が低い場所です。そのため、紫外線対策をしっかりしておかないとコラーゲンが破壊され、乾燥も進みますし、色素沈着やシミの発生も心配されます。唇にも他の皮膚と同じ、もしくはそれ以上に紫外線対策をして欲しいものです。

唇はどうやってケアするの?唇の正しいケアが知りたい!

食事をした後にティッシュで唇をゴシゴシ。唇が乾いてくると舌でペロペロ。毎日、無意識のうちにやっている方も多いと思いますが、それらの習慣が実は唇をイジメているのです。
唇が荒れてしまう原因と、その対策について考えてみましょう。

唇の色が悪くなってしまう

唇は他の部位の皮膚と比べて、流れている血液の色が透けて見えるくらい皮膚が薄いです。その為、唇には血行不良の症状が出やすく、見た目の印象にも影響が出やすいパーツです。

ちょっと涼しい日に、海水浴やプールに行って唇が真っ黒になった経験のある方はいませんか?それは、血行不良が原因と考えられます。冷え性の方や、体が冷える環境にいるとありがちな症状です。でも実は、寒さ以外にも血行不良の原因がいくつかあります。

血流が透けて見える唇は、内臓の調子がわかるバロメーターとも言われています。冷え性や貧血の方はもちろんですが、無理なダイエットで栄養のバランスが崩れたり、暴飲暴食で内臓に負担をかけたりすることも、血行不良の原因と言われています。また、睡眠不足や過度のストレスも、血行不良の原因になります。
バランスの良い食事と規則正しい生活、そして、ストレスを抱えないことが、血行の良い唇を作ることに必須な条件になります。

唇の皮がめくれ、真っ赤に腫れてしまう

空気が乾燥した冬や、太陽をいっぱい浴びた夏にも起こりがちな症状です。もともとバリア機能が低い唇は、乾燥はもちろん、紫外線や摩擦などの刺激にも敏感です。

UVカットリップクリームなどで充分な紫外線対策がされていない唇は、コラーゲンの破壊が進み弾力を失ってしまいます。弾力がなくなった唇は乾燥し、皮のめくれや炎症を引き起こしてしまいます。

また、普段なにげなくやってしまう、食後にお口をゴシゴシ拭く習慣。この習慣も唇には刺激が強く、唇の荒れを加速させる一因になります。食後のお口の汚れが気になる場合は、ティッシュやハンカチで優しく抑えて拭き取りましょう!

本当に病気の場合もある!唇は健康のバロメーター

唇のトラブルの中には、単なる「肌荒れ」ではなく、病気が原因のケースもあります。

口唇ヘルペス

疲れている時やちょっと体調が悪い時、唇や口の周りに小さな水ぶくれができたことはありませんか?
これは「口唇ヘルペス」という、ウイルス性の感染症です。一度感染すると再発するケースが多く、疲れがたまった時や体調不良など、免疫力が下がった時に発症しやすい病気です。

口唇ヘルペスは市販薬で改善するケースもあります。症状が出たら一度病院で診てもらうのがおすすめですが、どうしても病院へ行く時間がない方は、市販のお薬を試してみるのもいいと思います。

アレルギーによる症状

唇が荒れた時に痒みや腫れが酷い場合は、アレルギーを起こしている可能性があります。食物アレルギーで症状が出るケースもありますが、使用している化粧品が体に合っていない可能性があります。また、金属アレルギーの症状が唇に出てしまうケースもあるので、アレルギーの疑いが場合は病院で検査を受けるといいでしょう。

その他にもある、唇が荒れる原因

その他にも、唇が荒れる原因がいくつかあります。自分の生活を振り返り、当てはまる習慣がある場合は改善していきましょう!

口呼吸をしている

乾燥しやすい唇は、口呼吸をすることでより乾燥が悪化します。鼻呼吸をする時よりも唇に触れる空気の量が増えるので、口呼吸は唇には良い環境とは言えません。

また、口呼吸は喉の粘膜にも悪影響をおよぼします。風邪をひいた時も唇は荒れやすくなってしまうので、口呼吸の習慣がある方は注意してください!

乾燥した唇をよく舐める

唇が乾くと、ついやってしまう行動に「唇をペロペロ舐める」があります。実はこれ、唇が余計に乾燥してしまうのだそう。
唇を舐めると、唾液で唇の表面が潤いますよね?でもそれは一時的なことで、唾液が蒸発する時に、唇の水分も一緒に持って行ってしまうのです!

「唇が乾燥しているな」と感じるときは、お部屋の湿度調整やリップクリームを使用し、乾燥対策をしてください。

唇は一度荒れると治らないのか?

唇は一度荒れてしまうとなかなか治らないイメージがありますが、治療は難しいのでしょうか?

唇が荒れてしまうのは、紫外線対策の不足や過度の刺激を与えてしまうこと、水分量の不足などが主な原因です。これらのケアをしっかり行うことで、荒れた唇の治癒が進むと考えられます。また、乾燥しないよう普段から注意を心掛けることで、荒れた唇の予防にもつながります。

但し、激しい痛みや痒み、腫れなど、症状がひどい場合には専門の病院を受診しましょう。

健康的なプルプルの唇になりたい!おすすめのお手入れ方法

荒れた唇を治したあとは、健康的なプルプル唇が欲しくなりますよね!血色のいいプルプル唇を作るには、どんなお手入れが有効なのでしょうか?

プルプル唇におすすめのお手入れ方法は「5分間パック」です。お肌も皮膚の一部ですので、美容液をたっぷり含ませたパックは、唇をプルプルに潤します。

まず、コットンに美容液をたっぷりしみこませます。そのコットンを唇に置き、蒸発を防ぐようにラップで覆います。そのまま5分間おけばOKです!

このパックのコツはコットンを乾燥させないことと、5分以上放置しないことです。コットンが少しでも乾燥した状態で放置すると唇の水分がコットンに奪われ、逆に唇が乾燥してしまいます。
せっかくのお手入れが逆効果になってしまうのはもったいないので、正しいお手入れで、健康的なプルプル唇を実現しましょう!

但し、注意点もあります。他の肌よりも皮膚が薄い唇は、お肌用の基礎化粧品や紫外線対策商品が合わない場合もあります。使用する時はかぶれや痒みに充分注意してください。

まとめ

以上、唇のケアに関する内容をまとめてみました。

唇は顔の中でも印象を左右しやすいパーツです。お肌の調子やスタイルを気にするように、唇のケアにも気を付けて、もっともっと魅力的な女性になりましょう!