カサカサ唇の原因と、正しいケアでぷるぷる唇に

唇には様々なトラブルがあり、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。乾燥してひび割れたり、水ぶくれができたり、唇の色が悪かったり、顔の一部で目立つ故に悩みが意外と多い場所でもあります。

唇のトラブルは、リップクリームだけではカバーしきれいないものもあります。また、間違ったケアやトラブルを放置をすると、より悪化したり感染症などの病気になる恐れもあります。

唇の正しいケアやトラブルの解決方法をご紹介します。

唇が乾燥してしまう原因

唇が乾燥したりひび割れてしまう原因は何なのでしょうか。
唇の乾燥を感じる人は、まず以下の原因に心当たりがないかチェックしてみましょう。


  • 空気の乾燥
  • 口呼吸
  • 紫外線を浴びる
  • 水分不足
  • 唇を舐めてしまう
  • 加齢によるコラーゲンの減少

唇の断面は肌と同じように、真皮と表皮、表面は角層で覆われています。
しかし、唇は肌と比べて皮脂腺や汗腺が少なく、角層も薄いため、皮脂によるバリア機能が低い場所になります。バリア機能が低いと、内部に備わる水分が蒸発しやすくなり、外部からの刺激に弱くなります。
このことから、唇は乾燥しやすい場所と言われています。

さらに、唇は頰やデコルテのように皮膚が薄く日が当たりやすい場所でもあります。
紫外線は皮膚内部のコラーゲンを破壊して乾燥化させます。バリア機能が低い唇は紫外線による刺激が受けやすいため、より乾燥しやすくなります。

また、唇を舐めることが原因で乾燥化してしまう場合もあります。唾液で唇が一時的に潤いますが、唾液とともに唇自体の水分が一緒に蒸発してしまうため、唇の乾燥化を更に招いてしまう恐れがあります。
唇を舐めてしまう癖がある人は、要注意です。

唇はよく動かす場所なので、乾燥していると唇の弾力性がなくなり、表面の皮膚が引っ張られて避け、ひび割れを起こします。ひび割れて皮が剥けると、つい無意識で唇を舐めてしまいます。余計に乾燥化を招いて悪循環になるため、正しいケアが必要になります。

唇が荒れるトラブル

唇が乾燥すると、肌と同じように様々なトラブルを引き起こします。唇の乾燥化が原因のトラブルを以下に挙げます。

唇は肌と同じ、シミができたり色素沈着を起こす

唇は肌と同じ構造なので、紫外線などの影響を受けてシミができたり、色素沈着を起こすことがあります。
日焼けすると、唇はその影響で黒ずんだりくすんだりします。口紅を塗った状態や唇自体に色があるので、シミや色素沈着に気付かない場合があります。

また、唇にはリップクリームは塗れても日焼け止めクリームなどを塗る習慣がなかったり、抵抗がある人もいると思います。しかし唇も素肌と同じで、UV対策をせず無防備状態で紫外線を浴びれば、唇のバリア機能やコラーゲンが破壊されてシミや乾燥化、色素沈着が進みます。
UVカットのリップクリームも販売されているので、唇に日焼け止めを塗るのに抵抗がある人におすすめです。

唇に摩擦をかけることも、乾燥化を招きくすみや色素沈着を起こす原因になります。
必要以上に唇を舐めたり、手やハンカチでこすったり、ティッシュで拭いたりすることは、唇自体の衛生面でもあまりよくありません。こすって刺激を与えると潤いやバリア機能がなくなってしまいます。
唇を拭くときはゴシゴシと強い摩擦をかけないよう、軽く押さえたり丁寧に拭くようにしましょう。

唇の色が悪いのは、血行不良

唇にも血液が流れているため、冷えたり寒さで血流が悪くなると、唇の色も悪くなります。
唇が他の場所の皮膚より赤みを帯びているのは、唇の部分の皮膚が薄く、血液の色そのものが透けて見えているため。血行不良になるとその血色そのものが唇の色として見えるため、暗い色で不健康そうに見えてしまいます。

唇の血行不良の主な原因は、冷え性、貧血、睡眠不足、ストレス、暴飲暴食、無理なダイエットなどです。特に、これらの原因は内臓に関係します。唇の色は内臓の状態を表すとよく言われる通り、内臓が冷えたり負荷がかかると体全体の血流が悪くなり、皮膚の薄い唇に血色の悪さが現れます。

唇の色が気になる人は、内臓に負担がかからないよう心掛けましょう。

唇の病気の可能性

唇の病気は軽症だと自然治癒する場合があります。しかし、皮剥けが酷かったり、皮膚が裂けたり、痒みや腫れ、むくみ、シミのような斑点などが1週間以上に渡って見受けられた場合は、唇の病気を患っている可能性があります。
唇が金属や化粧品、食べ物などに触れた時に赤みや痒み、腫れなどが出た場合も、アレルギー性の病気の可能性があります。

唇の病気には「口唇炎」や「口唇ヘルペス」などがあります。
口唇ヘルペスは感染症で、唇やその周りにも広がり、水ぶくれのような症状が出る場合もあります。

上記のような症状を感じたら自然治癒を待たず、すぐに皮膚科で診てもらいましょう。

意外と無防備な唇にも肌と同じケアを

唇も肌と同じように、紫外線や乾燥対策を怠るとシミや皮剥け、色が悪くなって見すぼらしくなってしまいます。血色のいい、ぷるぷるとみずみずしいふっくらとした唇を保つためには、肌と同じようなケアを心掛けることが大切です。
唇をゴシゴシとこすって摩擦をかけたり、むやみに舐めたり噛んだりして乾燥を招かないよう、普段から心掛けましょう。

  • 唇を拭く時は、ティッシュなどで優しく抑えるようにする
  • 唇を洗う時は洗顔と同じよう、たっぷりの泡で摩擦をかけないよう洗う
  • 口紅やグロスはクレンジング剤でしっかりと落とす
  • リップクリームを塗る時は横方向ではなく、縦シワの間に届くよう縦方向で塗る
  • 外出時はUVカットのリップクリームを塗る

血色のいいぷるぷる唇をキープするためには

唇は皮膚が薄いため、肌につけるものと同じ化粧水や乳液、美容クリーム、紫外線対策クリームなどを塗るとかぶれてしまう恐れがあります。かぶれに注意して、可能であれば肌のお手入れと一緒に唇にも塗り込むと良いでしょう。かぶれや痒みが気になる場合は、リップ専用のクリームだけにしましょう。

唇の乾燥が酷かったり、日焼けで表面がカサついてしまった場合は、ラップで唇をパックするのがおすすめです。
美容液をたっぷりと含ませたコットンを唇に置き、その上からラップで覆って5分ほど置きます。コットンのしっとり感がなくなったら、美容液を足してください。
コットンが乾燥したままパックを継続したり、5分以上置くと返って唇の乾燥を招くので、注意しましょう。