たった数分でスッキリ小顔!顔のむくみ対策&応急ケア

朝の鏡に映る顔がなんとなく重たく感じる…。
そんな“むくみ顔”は、睡眠中の姿勢や血行不良、長時間の同じ姿勢が原因かもしれません。

今回は、すぐにできる応急処置から、むくみにくい肌を保つための習慣まで、効果的なケア方法をお伝えします。

顔のむくみとは?

「むくみ」とは、血液中の水分や老廃物が皮膚の内側に染み出し、たまっている状態のこと。医学的には「浮腫(ふしゅ)」とも呼ばれます。
本来であれば余分な水分や老廃物はリンパ管を通って体外へ排出されますが、血流やリンパの流れが滞ると、うまく回収されずに体内に残ってしまい、むくみとなって現れます。

むくみは重力の影響を受けやすく、体の下にたまりやすい性質があります。
寝ている間は顔や背中に、立っている時間が長いと足にむくみが出やすくなります。

特に顔の場合、まぶたの皮膚は非常に薄いため、腫れぼったく見えやすいのが特徴です。

顔のむくみをセルフチェック

むくみは自覚しにくいものですが、鏡を見たときに頬やまぶたがパンパンに腫れて見えたり、フェイスラインがぼやけて太ったように感じたりする時は、むくんでいるサインです。

次のチェックポイントを試してみましょう。
いずれかに当てはまる場合は、顔がむくんでいる可能性があります。

  • 頬を指で押したりつまんだ後、跡がなかなか消えない
  • 枕やマスクの跡が長く残る
  • まぶたが重く、視界がぼんやりする

顔のむくみの原因と対策

むくみを解消するためには、まず原因を知ることが大切です。
主な原因には次のようなものがあります。

  • 水分不足、または水分の摂りすぎ
  • アルコールの過剰摂取
  • うつ伏せで寝る習慣
  • 睡眠不足、または寝すぎ
  • 同じ姿勢で長時間過ごす(立ちっぱなし・座りっぱなし)
  • 肩こりや目の疲れなど、血行不良
  • 塩分・糖分の摂りすぎ
  • 冷え性

水分が不足すると体が「水を溜め込もう」として、逆にむくみやすくなります。
一方で、一度に大量の水分を摂るのもNG。喉が渇いていなくても、こまめに水を飲むのが理想です。

また、うつ伏せ寝や睡眠リズムの乱れ、同じ姿勢の継続、冷えなどは代謝を低下させ、血流やリンパの流れを悪くします。
軽いストレッチや入浴、日中の軽い運動を取り入れることで巡りを良くし、むくみにくい体へ整えましょう。

女性の場合は、生理周期によるホルモンバランスの変化も大きな要因です。
体が冷えているとさらにむくみやすくなるため、湯船にゆっくり浸かり、体を内側から温める習慣を心がけましょう。

顔のむくみを改善するには

朝、顔がむくんでいると太って見えたり、メイクのノリが悪くなったりしますよね。
目元が腫れぼったいと、まるで泣いた後のような印象になり、人前に出るのもためらってしまうことも。

むくみは時間が経つにつれて自然と引いていきますが、度合いによってはメイクの時間になってもスッキリしない場合があります。
そんなときに試してほしい、手早く顔のむくみを解消する方法をご紹介します。

顔の血流をよくする

顔のむくみは、血液やリンパの流れが滞り、水分や老廃物が肌の内側にたまっている状態。
まずは血流を促して、溜まったものを流していきましょう。

起床後や飲酒後は、体内の水分が不足しがちです。
マッサージやストレッチを行う前に、コップ1杯の水を飲んでおくと効果的です。

腫れぼったい目の応急処置

まぶたのむくみには「温冷タオル」が効果的です。
温めて血流を促し、冷やして引き締めることで、余分な水分や老廃物をスムーズに流します。

やり方:

  1. 濡らしたタオルを電子レンジで約2〜3分温め、火傷しない程度の蒸しタオルを作る。
  2. 目の上に2〜3分のせて温める。
  3. その後、冷水で洗顔するか、冷たいタオルを2〜3分のせて冷やす。
  4. これを2〜4回ほど繰り返す。

温冷を交互に行うことで血行が促進され、視界もスッキリ。
泣いた後の腫れにもおすすめの応急ケアです。

軽いストレッチで血流を促す

軽いストレッチは全身の血行を良くし、水分や老廃物の流れをサポートします。
起床後やデスクワークの合間、入浴中など、気づいたときに気軽に取り入れましょう。


おすすめの簡単ストレッチ

  • 首・肩・腕・足首をゆっくり回して凝りをほぐす
  • 手足をブラブラさせ、末端の血流を促す
  • 耳をつまんで外側・上下に引っ張ったり、軽く折りたたむ
  • 目をギュッとつぶって大きく開く動作を繰り返す
  • 「いー」「うー」と口を動かし、口周りの筋肉をほぐす
  • 握りこぶしで頬を軽く押し、筋肉をゆるめる

ストレッチ中は背筋を伸ばし、深呼吸をしながら行うとより効果的です。

顔や首のリンパを流す

リンパマッサージは、顔に溜まった老廃物を流し、むくみを軽減します。
行う際は摩擦を避けるため、マッサージ専用のクリームやジェルを使いましょう。
深呼吸をしながら、ゆっくり行うのがポイントです。

リンパマッサージの手順:

  1. 鎖骨をほぐす
    鎖骨はリンパの出口。鎖骨の上を軽く押さえたり、円を描くようにもみほぐす。
  2. あご下〜耳下へ流す
    両手であご下を押さえ、耳の下に向かってゆっくりスライド。
  3. 頬〜こめかみへ
    両手で頬を押し、こめかみに向かって流す。
  4. 眉間〜耳の上・耳の後ろへ
    指で眉間を押し、こめかみ→耳上→耳後ろへとゆっくり流す。
  5. 額〜こめかみ→鎖骨へ
    額からこめかみを通り、耳の前を通って首〜鎖骨へ老廃物を流す。

それぞれの動作を3〜5回ほど繰り返すと十分です。

注意点:

  • 強く押さえたり、擦らない(シワやたるみの原因に)
  • 長時間やりすぎない(3分程度でOK)
  • 流す方向を間違えない(老廃物が滞ります)

リンパマッサージは、むくみがある時だけでなく、小顔・たるみケア・むくみ予防にも効果的。
お風呂上がりや湯船の中など、1日1回の習慣にするのがおすすめです。

顔のツボでむくみを解消

顔のむくみには、ツボ押しも効果的です。
リンパマッサージと同じように、むくんだときだけでなく、普段から習慣にすることでむくみにくい顔作りにもつながります。

押すときは力を入れすぎず、ゆっくり5秒ほどかけて軽く圧をかけるイメージで行いましょう。

攅竹(さんちく)

眉毛の内側にあるツボ。
目元のむくみや腫れぼったさをすっきり解消してくれます。

四白(しはく)

正面を見たとき、黒目の下から1cmほど真っ直ぐ下にあるツボ。
目の下のクマやたるみ、むくみを改善します。

顴髎(けんりょう)

目尻の真下と頬骨の下から横にかけて交わる部分にあるツボ。
血流を促し、むくみやたるみのケアに効果的です。

頬車(きょうしゃ)

耳の下と顎の角の間にあるツボ。
顔の新陳代謝を高め、頬のたるみをやわらげます。

上廉泉(かみれんせん)

顎の下のくぼんだ部分にあるツボ。
二重あごの解消に役立ちます。


ツボ押しは1日1〜2回を目安に、入浴後やマッサージと併用するとより効果的です。
短時間でも毎日続けることが、むくみにくい顔作りの秘訣です。

顔のむくみは肌トラブルのもと

顔のむくみは、腫れぼったい印象やメイクのノリの悪さだけでなく、放置すると目元や頬のたるみ、二重あごの原因にもなります。
さらに、むくみを繰り返すと肌のターンオーバーに影響し、ニキビやシワ、シミなどの肌トラブルを引き起こす可能性もあります。

いくら良い化粧品を使っていても、むくんだ顔では水分や老廃物がたまっているため、化粧水や美容液の浸透も十分ではありません。
紫外線対策をしていても、新陳代謝が低下すると肌の乾燥やシワ・シミを防ぐ妨げになってしまいます。

だからこそ、1日1回でもツボ押しやリンパマッサージを取り入れ、日々の新陳代謝を意識することが大切です。
少しの時間でも続けることで、むくみにくく、ハリのある肌を保つ習慣につながります。

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