あなたのシミはどのタイプ?シミ対策する前に知っておきたいこと

  • 夏の日焼けを放っておいたら、いつの間にか大きなシミができていた!
  • 若い頃は目立たなかったシミが、年齢とともに濃くなってきてしまった…
  • ソバカスが気になる
  • 妊娠中や出産後、顔にシミのようなものができてしまった

「シミ」ができてしまった経緯は人それぞれですが、その原因もケアする方法も、シミのタイプによってそれぞれ違うことはご存知ですか?

あなたが行っているシミの対策・ケアは、本当に適切でしょうか?

ひとまず「シミ」対策・ケアの化粧品を揃えてケアを始めよう!と思う前に、
あなたのシミはどのタイプのものかを知り、
それから自分に合う適切なシミ対策・ケアを始めてください。

あなたのシミはどのタイプ?

シミには大きく分けて7タイプあります。
一概に「シミ」と言っても、そのシミのタイプが違えば原因と対策方法も異なります。

まずはあなたのお悩みのシミがどのタイプなのか、みてみましょう。

タイプ1:老人性色素斑

ほぼ、一般的な「シミ」と呼ばれるものがこれにあたります。

日焼けなど紫外線を浴び続けることで、肌表面に茶色くあらわれる症状のことです。
このシミは若年齢の時はまだ肌表面にあらわれず、
加齢とともにシミのもとが肌に蓄積されて段々と濃くなっていきます。

よく「隠れジミ」と呼ばれるものが、
目には見えないシミ(メラニン)が肌に蓄積されている状態のことを言います。

体調不良や睡眠不足など、肌の調子がイマイチな時だけに薄くあらわれるシミも、
隠れジミのひとつと言えます。

「老人性」という名称ですが、このタイプのシミは年齢に関係なく、
若い内から発生する場合もあります。

このタイプのシミは全身どの場所にも起こりうるもので、
特に紫外線がよく当たる顔(頬やこめかみ)・デコルテ・手や足の甲に多く見られます。
シミの大きさも大小様々です。

タイプ2:炎症性色素沈着

ニキビやアトピー性皮膚炎、火傷やかぶれや傷跡などの炎症が原因でできるシミです。

火傷や傷など外傷は一時的なものなので、自然治癒力とともにシミのような状態も薄くなっていきます。
しかしニキビやかぶれなど、肌が何度も炎症を起こすと自然には消えにくくなり、
その箇所が色素沈着を起こしてシミとなります。

ニキビを潰してしまったり、アトピーや肌荒れが痒くてかきむしってしまったり、
同じ箇所を何度も刺激することでその部分のターンオーバーが乱れています。
その結果、初めは赤かった炎症がシミとなって肌表面が薄茶色に残ります。

タイプ3:(光線性)花弁状色素斑

真夏や雪山などで強い日差しを浴び続けたりすることで、
主に肩や背中、腕などに薄茶色の花弁状のようなものが点々とでるシミです。

日焼けした時に黒くならず、
色白な人で赤くなったり炎症を起こしたりする肌質にあらわれやすいものです。

また、日焼けしてからすぐに出るものではなく、
真っ赤な炎症がひいてしばらく経ってからあらわれることが多く、
中には数ヶ月後に出る場合もあります。

年齢は関係ありませんが、特に20代〜30代に多くあらわれます。

タイプ4:肝斑(かんぱん)

30代〜50代の女性にみられる、主に目の周りにできるシミです。

女性ホルモンが影響していると言われています。
妊娠中、出産後、ピルの服用、更年期の時にあらわれます。
更年期であらわれたシミの場合、閉経とともに薄くなっていく傾向があります。

このシミは、紫外線や摩擦の影響で濃くなっていく場合もあります。

タイプ5:雀卵斑(じゃくらんはん)

いわゆる、「そばかす」と言われるものです。
小さな茶色の斑点が点々としている状態で、原因は遺伝的なものと言われています。

このシミが出始めるのは人それぞれですが、
子供の頃から出始め加齢とともに濃くなっていくものと、
思春期頃になると濃くなり、段々と薄くなっていくものがあります。

場所は主に、顔全体・肩・背中に多くみられます。

雀卵斑は紫外線を浴びることで、濃くなったり大きくなったりもします。
肌が白い方は、特にその影響が大きく出る場合があります。

タイプ6:脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

「老人性イボ」「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれます。

色は肌色のものからホクロのような薄いまたは濃い茶色のもの、
イボのように硬く少し膨らみのある状態のものもあります。
形状は様々でザラザラとした手触りがあり、痒みがでるものもあります。

加齢とともにできるものですが、若い人でもできる場合があります。
紫外線がよくあたる顔・首・背中などが主ですが、
全身どこにでもできます。

タイプ7:(両側性遅発性)太田母斑

主に目の下から頰の辺りにかけて、濃い茶色や淡い青黒っぽい色のシミです。
大きさは雀卵斑(そばかす)よりも大きく、アザのような形状のものあります。

あらわれる時期は年齢関係なく、
成長とともに広がったり、思春期の時期に濃くなったりする場合もあります。

20代を過ぎた辺りから顔の両側対称的にあらわれるものは、
「両側性遅発性太田母斑」と言われるものの可能性があります。

発症する原因は明確になっていませんが、
肌の奥のメラニン色素が増殖して、アザのようにあらわれます。

タイプごとのシミ対策方法とは?

シミには様々な原因とタイプがあるように、
それに対する対策方法もタイプごとに異なっています。

主な対策方法を、タイプ別にご紹介します。

シミを作らない、濃くしないためにUV対策

シミが濃くなったり広がったりする原因は、紫外線によるメラニン色素の増殖です。

これはどのタイプのシミにも言えることですが、
まずはシミを作らない、濃くしない、大きくしないことが大切です。

そのために、普段から日焼け止めを塗ることを心掛けてください。
曇りや雨の日で日差しが弱い日でも、冬でも、
紫外線は常に私たちの肌に降り注いでいます。

外出の際は、肌が露出している部分に直接日が当たらないようにしてください。
夏の強い日差しの場合、目から紫外線が入ってくることもあります。
UV加工されているサングラスをかけることも、大変有効なUV対策になります。

普段のスキンケアでシミ対策

シミ対策と言えば、「美白」に関する化粧品が思い付きますよね。
美白成分配合の化粧品を使うことも、シミの対策・改善の近道になります。

そもそも、シミの原因は紫外線によるメラニン色素の蓄積が原因です。
健康的な状態の肌であれば、
ターンオーバーによりこのメラニン色素が肌の外へ自然と排出されていきます。

しかし、思春期や更年期などで女性ホルモンバランスが崩れたり、
肌の乾燥、不規則な生活、加齢などの影響でターンオーバーが
正常に行われない場合があります。

ターンオーバーが正常に行われなくなると肌にメラニン色素が蓄積され、
シミとして肌表面に現れます。
また、表皮に古い角質が溜まってゴワゴワとした厚い皮膚になり、
シミだけでなく、かたく乾燥した肌になってしまいます。

シミを改善するために、
肌を十分に保湿させてターンオーバーを正常に戻し、
やわらかいツルツルな肌に回復させましょう。
この場合、保湿はクリームなど油分のものではなく、
ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド・エラスチンなどが配合された化粧水や美容液で
保湿させましょう。

食生活でシミ対策

体の中からシミを改善する方法もあります。
シミに有効と言われる「ビタミンC」には、以下の作用があります。

  • コラーゲンの生成を促す(保湿・ハリ・ツヤの効果)
  • メラニンを抑制する
  • 抗酸化作用(肌の老化を防ぐ)
  • 肌のストレスをやわらげる

ビタミンCを含む食べ物以外にもシミに有効な成分はありますが、
野菜を中心とした食事をバランスよく摂ることが大事です。

規則正しい生活もシミ対策のカギ!?

先にも述べたように、
不規則な生活や睡眠不足は肌のターンオーバーを疎かにさせ、
シミの原因へと繋がります。

十分な睡眠をとること、
睡眠時間も不規則せずに早寝早起きを心がけましょう。

代謝をよくするために適度な運動をしたり、
ストレスをなくすこと、お通じをよくすることもシミ改善に繋がります。

また、喫煙もシミに悪影響を及ぼすと言われています。
タバコは血行を悪化させ、シミに大切なビタミンCを破壊してしまいます。
喫煙は控えるようにしましょう。

セルフケアでは改善されないもの

  • (光線性)花弁状色素斑

このタイプは、肌の奥までメラニン色素の影響が出ているため、
化粧品では届かず、セルフケアでは改善が見込めません。

また、以下のタイプはセルフケアでは改善できないものになります。

  • 遺伝的な雀卵斑(そばかす)
  • イボ状になる脂漏性角化症
  • 肌の奥からアザのように出る太田母斑

どれも悪性ではないので、放置していても体に影響はありません。

中には健康保険が適用されるレーザー治療で改善されるものもありますので、
気になる方は皮膚科などの専門医に相談されることをおすすめします。

シミ解決の近道は、まずシミと向き合い最良の方法を知ることから

シミには様々なタイプがあるようにその解決策も多種多様で、
中には治療でしか改善されないものもあります。
気になるシミを見付けたら、まずどのタイプのシミなのかを知り、
正しい解決策で早めの対処を行いましょう。

自分ではどのタイプなのかわからない場合は、
一般皮膚科・美容皮膚科などで診てもらうのも一つの手です。

高価・安価に関係なく自分で選んだ化粧品や市販薬が、
シミ解決策には合っていない可能性もあります。
最悪の場合、シミではなく皮膚ガンということも考えられます。

適切な診断・処方・治療などをしてもらえば、
対処を安心して続けられます。

年齢に関係なくシミは誰にでもいつでもできるもの。
シミを放置しておけばおくほど、
大きく濃く根強いものへと悪化していきます。

シミができないよう普段からUV対策をしっかり行い、
自分のシミのタイプに合った適切な解決策で、
シミのできにくい、悪化しにくい肌作りをしましょう。