化粧品でシワ対策!毎日のスキンケアでシワを撃退する方法

ある朝、鏡をのぞくと「あれ、こんなところにシワなんてあったっけ?」なんて思った経験はありませんか?毎日スキンケアをしているつもりでも、年齢を重ねるとやっぱり気になるってくるのが“シワ”です。
でも「歳だからしょうがないか・・・」と諦めてはいけません!
実は顔にできるシワは、化粧品で撃退することができます。

シワには3つのタイプがあり、それぞれ対処法が違います。
今回は3タイプのシワの原因と対処法をご紹介しますので、自分がどのタイプに該当するのか確認してみてください。

原因・対策法はそれぞれ違う?!《3種類のシワ》

私たちが普段「シワ」と一括りにしているお肌の衰えは、実は3つのタイプに分けることができ、それぞれ効果的な対処方法が違います。

普段のスキンケアに取り入れられるものもあれば、専門的なお医者さんにお願いしないといけないものもあります。
あなたのお悩みは、どのタイプのシワですか?

“シワ”タイプその1:乾燥ジワ


“乾燥ジワ”はお肌の比較的浅いところにでき、乾燥が原因とされています。
“小ジワ”“ちりめんジワ”と呼ばれることもあり、シワで悩んでいる方の多くがこの乾燥ジワだと言われています。

<原因>

乾燥ジワの原因は、先述した通り「乾燥」です。
角質層で水分量が不足すると新陳代謝が低下し、お肌の表面には古い角質が溜まり、乾燥ジワを引き起こします。
特に目元や口元には皮脂腺も少ないため、乾燥ジワになりやすい傾向があります。
また、無理なダイエットでホルモンバランスを崩したり、体調不良で血流が悪くなったりするのも乾燥ジワになる原因です。

<対処法>

乾燥が原因の乾燥ジワは、当然ながら乾燥を抑えることが最善の対処法です。
洗顔後に保湿化粧品でスキンケアをするのはもちろん、日中のメイク直しでもミストタイプの化粧品で保湿をするのがおすすめです。
また、お肌の乾燥対策には食事も重要です。
ビタミンが豊富な野菜や果物、たんぱく質が豊富な肉類をバランスよく摂取しましょう。
そして体調不良も乾燥ジワの大敵です!
規則正しい生活習慣で、しっかりと睡眠をとることも忘れないでください!

乾燥ジワは全てのシワの入口です!「まだ目立たないから大丈夫」と思って放置すると、だんだん深いシワに変化していきます。乾燥ジワに気が付いたら「とにかく保湿!」を忘れないでください!

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“シワ”タイプその2:真皮ジワ

お肌の弾力は真皮層に存在するコラーゲンヒアルロン酸によって作られており、それらの成分を支えているのがエラスチン(弾性線維)です。
しかしエラスチンは年齢を重ねるごとに減少するため、加齢によって真皮内の弾力は失われていきます。
そして弾力が失われたお肌にできる深いシワが“真皮ジワ”です。

<原因>

真皮ジワは加齢によるエラスチンの減少でできるシワですが、加齢以外にも紫外線によるダメージも大きな要因です。
紫外線はお肌のコラーゲンを破壊し、弾力性を低下させます。
弾力成分であるコラーゲンとそれを支えるエラスチンの両方が減少することで、真皮ジワの進行は加速するのです。

<対処法>

加齢によるエラスチンの減少は、避けることができません。
しかし他のシワ同様、保湿ケアで進行を遅らせることは可能です。
毎日のスキンケアで乾燥対策をしっかり行えば、シワの進行も緩やかになるでしょう。
また、紫外線対策も真皮ジワの進行を遅らせるためには大切です。
若い時の紫外線ダメージは真皮に蓄積されます。
「若いからシワなんて関係ない!」と軽く考えず、日焼け止めなどの紫外線対策は、年齢を重ねる前から始めてください。

“シワ”タイプその3:表情ジワ

動物にはなく、人間だけに与えられている感情表現方法が“表情”です。
しかしこの“表情”は気持ちを相手に伝えるだけではなく、シワを呼ぶ原因でもあります。
例えば周りの人に安らぎを与えるよう、いつもニコニコしている人には“目じりの小ジワ”ができやすい です。
常に問題解決に取り組み、考え事ばかりしている人なら“眉間にシワを寄せる”なんて言い方をされます。
表情ジワが定着してしまうと自分の思いとは違う表情に見えることもあり、相手に誤解を与えることにもなりかねません。

<原因>

表情ジワは“表情筋”の動きによってできた“皮膚の溝”が原因で発生します。本来は表情筋が戻れば消えるのですが、加齢でハリや弾力を失った皮膚は、表情筋が戻っても元の形に戻りづらくなります。

<対処法>

他のシワ同様、表情ジワにも保湿ケアは欠かせませんので、まずは洗顔後の保湿を充分に行ってください。
そして表情ジワ改善で最も重要なのは、表情筋をほぐすことです。
と言っても、表情は普段の生活で無意識に出てしまうものなので、自分でコントロールするのは難しいことです。
表情ジワの場合は表情筋の動きを抑えるボトックス注射や、皮膚の溝をふっくらさせるヒアルロン酸注射、お肌全体の活性化が期待できるレーザー治療などが有効と言われています。
しかしいずれも専門のお医者さんで施術をしてもらう方法なので、ある程度の費用と時間がかかってしまいます。
最近ではシワ対策に特化した化粧品も販売されており、普段のスキンケアに取り入れやすくなっています。

化粧品で表情ジワ対策!“塗るボトックス”がある!?

無意識に出てしまう表情ジワを改善する方法として、アルジレリンを配合した化粧品があります。
“アルジレリン”ボトックスに似た効果を持つ成分で、コラーゲンの元となるぺプチドの一種です。
ボトックス注射が禁止されているスペインで開発された植物由来の成分なのですが、シワの改善や小顔効果があると言われています。
そのため“塗るボトックス”と呼ばれ、注目を集める存在となりました。

ボトックス注射の効果とデメリット

眉間のシワなど、表情ジワの治療として知られているボトックス注射は、“ボツリヌス菌”という毒素の強い菌から抽出した成分を用いて、一時的に筋肉の動きを止める治療法です。
表情筋が動かないことで表情ジワを目立たなくすることができますが、頭痛や目の周りの違和感などの副作用や、筋肉のバランスがうまく取れないなどの失敗例もあります。

また、ボトックス治療は専門のお医者さんへの受診も必要なため、ハードルが高いと言えます。

アルジレリン配合化粧品の効果とデメリット

化粧品成分であるアルジレリンには、手軽に使えると言うメリットがあります。
アルジレリンには神経伝達物質であるカテコールアミンの分泌を抑える効果があり、表情筋をほぐしてシワを軽減してくれます。
ボトックスほど強力な効果はないため筋肉の動きを必要以上に止めることもなく、副作用もありません。
しかしボトックス注射のような即効性は期待できず、効果を実感するまでには1~3ヶ月の継続使用が必須です。

アルジレリンで表情ジワの改善を目指すには、毎日のスキンケアに取り入れることが大切です!

アルジレリン以外の成分にも期待!

ボトックスに似た効果で表情ジワを改善するアルジレリンですが、配合されている化粧品にプラスアルファがあると相乗効果が期待できます。
そのプラスアルファとは、アルジレリン同様にペプチドの一種である“マトリキシル”“リジン”です。
マトリキシルは分子量が非常に小さいペプチドで、マイクロコラーゲンと呼ばれています。
リジンにはハリを維持する効果があり、若さを維持してくれる成分です。

アルジレリン配合の化粧品で表情ジワの改善を狙うときは、マトリキシルとリジンも配合されている商品を選ぶことをお勧めします!

最後に

加齢と共に気になりだすシワですが、そのタイプによって対処法が違います。
しかしどのタイプのシワも、乾燥対策や紫外線対策をすることによって軽減できることが分かりました。
美肌は一日にしてならず。
シワ対策に効果的な化粧品をスキンケアに取り入れて、年齢に負けないお肌を手に入れたいものです!