メンズメイクに最適なクレンジングの選び方と正しい使い方

最近は大手ブランドからメンズコスメが続々と登場し、男性の間でもメイクが一般的になってきました。
清潔感アップ、肌悩みのカバー、印象を良くするなど、男性がメイクをする理由はさまざまです。

一方で、「メンズメイクの落とし方」や「クレンジングの選び方」については情報が少なく、自己流で済ませている方も多いようです。
メイクをしたまま寝てしまうと、肌トラブルの原因にもつながります。

この記事では、メンズメイクをきれいに落とす正しいクレンジングの選び方と使い方を解説します。

メンズメイクにもクレンジングが必要な理由とメリット

まず知っておきたいのは、メイクは洗顔せっけんや洗顔フォームだけでは落としきれないということ。
一見きれいに落ちたように見えても、実は小鼻のまわりや毛穴の奥にはメイク汚れが残っています。

その落とし残しがニキビの原因菌を増やしたり、色素沈着やくすみを引き起こすことも。
つまり、正しくクレンジングを行うことは、肌トラブルを防ぐための大切なステップなのです。

クレンジングを使ってメイクや皮脂をきちんと落とすことで、

ニキビや乾燥、シワなどの肌トラブルを予防
余分な皮脂や汚れを除去して肌バランスを整える

といった効果が期待できます。

さらに、肌の調子が整うことで次のような嬉しい変化も感じられるでしょう。

清潔感がアップ
　ニキビやテカリが落ち着き、顔全体がすっきり明るい印象に。
肌の不快感が減る
　乾燥やかゆみ、ヒリつきなどが軽減され、快適に過ごせます。
触り心地がなめらかに
　ザラつきがなくなり、思わず触れたくなるような肌に。
メイクがより楽しく、きれいに仕上がる
　健康な肌はメイクのノリも良く、仕上がりも自然です。

クレンジングと洗顔は、スキンケアの基本中の基本。
「男性のメイクはクレンジングとセット」という意識を持つことが、美しい肌づくりの第一歩です。

メンズメイクの落とし方とクレンジングの選び方

メンズメイクをきれいに落とすには、クレンジング選びが重要です。
肌に合わないクレンジングを使うと、乾燥や肌荒れなどのトラブルを招くこともあります。

クレンジングには、オイル・ジェル・ミルク・クリーム・シートの５種類があり、それぞれ落としやすさや使用感が異なります。
自分の肌質やメイクの濃さに合わせて、最適なタイプを選ぶことがポイントです。

◆オイルクレンジング

洗浄力：★★★★★
手軽さ：★★★★☆
肌への優しさ：★★☆☆☆

オイルクレンジングは、メイクを一気に落とせる洗浄力が魅力です。
アイラインやアイシャドウなどのポイントメイクも簡単にオフでき、洗い流しも比較的スムーズ。

ただし洗浄力が強いため、肌への刺激も大きめ。ニキビや乾燥、テカリなどが気になる方は悪化する可能性があります。
肌の健康に自信がある方は使用可能ですが、ポイントメイクをあまりしない方は控えめに使うのがおすすめです。

◆ジェルクレンジング

洗浄力：★★★☆☆
手軽さ：★★★☆☆
肌への優しさ：★★★★☆

ジェルクレンジングは、適度な洗浄力と保湿感のバランスが良く、ニキビや乾燥など肌トラブルがある方でも使いやすいタイプです。
ファンデーションやコンシーラー、アイブロウなどはスムーズに落とせますが、アイライナーなどのポイントメイクはやや落ちにくい点に注意が必要。
オイルと水分のバランスが良いため、ニキビ肌の方にもおすすめです。

◆ミルク・クリームクレンジング

洗浄力：★★☆☆☆
手軽さ：★★☆☆☆
肌への優しさ：★★★★★

ミルクやクリームタイプは、クレンジングの中でも肌への刺激が最も少ないのが特徴です。敏感肌や乾燥肌の方に最適ですが、乳化を丁寧に行わないとメイク落ちが不十分になることがあります。

ポイントメイクはほとんど落ちないため、事前にポイントメイクアップリムーバーを使って落としてから使用すると、肌トラブルを避けやすくなります。

◆クレンジングシート

洗浄力：★★☆☆☆
手軽さ：★★★★★
肌への優しさ：★☆☆☆☆

クレンジングシートは手軽で外出先や短期旅行に便利ですが、肌への摩擦が強く、日常的な使用はあまりおすすめできません。
ぱっと見ではメイクが落ちていても、毛穴の奥まできれいにするのは難しいため、残念ながら日常使いには基本的に不向きです。

特にニキビ肌や敏感肌、乾燥肌の方は、肌トラブルを悪化させる可能性があるため注意してください。

この他にもクレンジングバームやポイントメイクリムーバー、水クレンジングなど、種類は豊富です。

【クレンジングは8種類】メイクや肌質に合うクレンジングは？

ドラッグストアなどで手に入りやすいのはオイルやジェル、ミルクやクリームなどですが、コスメを購入する時や、購入したお店で肌の悩みを伝えて選んでもらうのもいいですね。

クレンジングの基本的な使い方

クレンジングの種類によって細かい使い方は異なりますが、基本的な手順や注意点は共通しています。
ここでは、正しいクレンジングの使い方を段階ごとに解説します。

1. 手を清潔にして乾いた状態で始める

まずは手をよく洗い、清潔な状態にしましょう。
手に雑菌がついたままクレンジングを行うと、顔全体に雑菌を広げることになってしまいます。

手を洗ったらタオルでしっかり乾かします。
ほとんどのクレンジングは、顔や手が濡れた状態では本来の洗浄力を発揮できません。
中には濡れた状態でも使えるタイプがありますが、乾いた状態で始めるのがベストです。

2. クレンジングを適量、顔にのばす

クレンジングの量は製品によって異なります。目安として、

ジェル・クリーム：さくらんぼ1個分程度
オイル・ミルク：10円玉～500円玉大

量をケチらず、肌に指が擦れる感覚がないくらい使うことが重要です。

塗る順番は、額や頬など広い面から始め、小鼻や目元などの細かい部分へ優しく広げていきます。
メンズメイクでは、ヒゲ周りや鼻筋など部分的にメイクすることもありますが、クレンジングは顔全体に使用するのが理想です。
顔全体の余分な皮脂も落とせるため、日中のテカリ軽減にもつながります。